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英語×プログラミング=「エンジニア留学」~ゼロからフィリピンで新しい語学学校のカタチを創る‐ ギークス株式会社 西山七穂氏

Phillipines
国内ではITエンジニア支援事業やアプリ開発を行うギークス株式会社。海外にはシンガポール、そしてフィリピン・セブ島に拠点を置き、セブでは語学学校事業を展開している。セブの運営スタッフである西山七穂氏は2年前の設立時から関わり「エンジニア留学」など新しいスタイルの語学留学を提供している。

ギークス株式会社  NexSeed Inc. Marketing Manager

2015.02.05

「英語×IT」の学校をセブ島に創る

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御社の事業について教えて下さい。

geechs(ギークス)株式会社は2007年設立の会社です。フリーランスのITエンジニアと企業をプロジェクト単位で繋ぐクラウドエンジニアリング事業、スマートフォン向けゲームやアプリの開発事業、他にも映像・動画制作や、「21cafe」というエンジニア・クリエイターが集う場の提供などを国内で展開しています。

geechsという名前は、IT業界で技術や深い知識を持つ人を指す「ギーク(geek)」と、テクノロジーの「テック(tech)」、フリーランスエンジニアのネットワークを構築するという意味で複数形の「s」を掛けあわせた造語です。

そんなギークスの海外事業・グループ会社として、フィリピン・セブ島にNexSeed(ネクシード)という語学学校があります。私は立ち上げ時期から加わり、仲間と共に今のネクシードを創り上げてきました。

ネクシードはどのような語学学校ですか?

「マンツーマン英語留学」もお陰様で好評ですが、現在ネクシードの最も大きな特徴と言えるのは「エンジニア留学」です。これは英語とプログラミングという、これからの時代が求める2大スキルを同時に学べるコースになっています。

私たちは当初から「単に英語を学ぶだけでなく、将来海外で活躍する人を育てる場を作りたい」という想いを強くもっていました。そんな中で2013年9月に生まれたのが「プログラミングと英語を両方学ぶ」という新しい留学のカタチです。

今では他社で類似サービスを始めるところが複数出るなど、反響の大きさには私たち自身が驚いています。ただギークスがエンジニア支援をしている会社だということもあり、当時エンジニアスタッフから企画が持ち上がった時には、とてもネクシードらしい、相性の良いプログラムだと感じました。今では講師の方々のご尽力でカリキュラムにも一気に磨きがかかり、採用育成プログラムとして「エンジニア留学」を取り入れる企業様も出てきています。

フィリピンの事業立ち上げで次々とぶつかった壁

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西山さんのネクシードでのお仕事について教えて下さい。

私は2013年4月からチームにジョインしました。以前はサービス構築とマーケティング全般を担当していましたが、今はマーケティングが主です。一般的に留学というと留学エージェントが学校と生徒の間に入り、学校側はエージェントから紹介してもらう形が一般的ですが、弊社では基本的に自社で集客を行っています。

「エンジニア留学」や、フィリピンの企業訪問やスラムエリア視察もできる「Experience」など、ネクシードの特徴や魅力を人に伝える、という部分はもちろんですが、まだまだ日本ではフィリピンで英語が学べること自体を知らない人もたくさんいます。セブ島留学・フィリピン留学自体を盛り上げていくのも私のお仕事のひとつだと思って、日々取り組んでいます。

フィリピンで働いて、苦労したことは何ですか?

正直フィリピンに来てから、物事が思い通りに進んだことがあまりなくて(笑)。語学学校として認可を受けるのも、業者のやり取りも苦労だらけでした。日本では信じられない話ですが、フィリピンでは公的機関が急にシステムを変更することがよくあります。祝日すら急に制定されたり変更されたりします。言われた通りに準備した100枚以上の資料を提出しに行ったら「先週からフォーマットが変わったから」と返され全てやり直しになったこともありました。最初はオフィスもなかったので、メンバー皆で同じ家に住んでいました。そのハチャメチャな感じが楽しかったですよ、でも今はもっと楽しいです!

インフラも大きな壁を感じました。 現在急速に整備が進んではいるものの、私が来た当初はインターネットがあまりに遅く、Facebookも開けないことが多々ありました。トイレに紙が置いていないのはもちろん、便座がないことさえよくあります。今まで日本という恵まれた環境でいかに甘やかされてきたかを思い知りました。

フィリピン人スタッフとの距離感も当初なかなかつかめずにいました。最初フィリピンに来るにあたって本やネットで情報収集していましたが、今思えば情報を鵜呑みにしすぎていたかもしれません。スタッフも私たちが何を考えているのか分からなくて不安だったでしょうし、私たちもどう接するべきか迷っていました。お互いに心を開いていない、うわべだけの関係性に次第に危機感や仕事のやりにくさを感じるようになりました。

どのようにしてチームのコミュニケーションを改善していったのですか?

ある日、フィリピン人スタッフ皆を呼び、話をする機会をもちました。本社のギークスについて、ネクシードという会社が目指す姿について、代表の高原や私がどういう経験をしてなぜ今ここにいるのか、日本とフィリピンの文化の違いについて、スタッフ一人一人への想いについて。彼らが疑問に思うことに対し、順番に話をしていきました。

「そうだったんだね」とその時をきっかけにして、皆が心を開いてくれるようになり、どんどんチームとしてまとまってきたと思います。それまではあまりプライベートな部分は見せない方がいいと思い込んでいただけに、目からウロコでした。

日本の当たり前はフィリピンの当たり前ではないし、フィリピンの当たり前は日本の当たり前でもない。フィリピン人スタッフが疑問に思いそうなことは、あらかじめ私たちから説明していくように心がけるなど、コミュニケーションの方法も変え始めました。「これをしないでほしい」と頭ごなしに禁止令を出すのではなく、例えば「生徒さんの前で現地語を話すのは控えてね。いくらコミュニケーションが早くても、生徒さんは先生が何を話しているのか分からなくて怖かったり、不快な思いをしたりするんだよ」だとか、より具体的に説明をするようにしました。感じ方や文化、何が違うのかを具体的に理解していくことで、スタッフは自主的に動いてくれるようになりました。

今、私たちはとても仲が良く、チーム全体のことを「ネクシード・ファミリー」と呼んでいます。フィリピンの人は仲間意識が強く、家族をとても大切にします。スタッフの皆がチームメンバーを家族のように感じ、誇りをもって働いてくれるようになって、私たちもとても嬉しく思っています。

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