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エンジニアが日本を救う ‐ 株式会社ヘッドウォータース 代表取締役 篠田 庸介氏が語る、同社のエンジニアが高い評価を受ける理由

Cambodia
最初から海外マーケットを意識して株式会社ヘッドウォータースを設立した篠田氏。アジア圏だけでなく、昨今では中東・ドバイにも進出。日系IT企業の急先鋒である同社において、理想のエンジニア育成を通して事業を伸ばしている。

株式会社ヘッドウォータース  代表取締役

2015.01.20

強い日本をエンジニアの力で復活させる

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御社の事業内容をお聞かせ下さい。

当社は2005年に設立されたITベンチャーです。自社サービス・プロダクトの開発や、顧客企業に対してコンサルテーション、設計開発、運用などのトータルソリューションを提供しています。

最初は私ひとりで立ち上げた会社ですが、現在は社員が120人ほど在籍し、そのうち9割はITエンジニアです。事業は多岐にわたり、インフラや金融系などの企業向けもすれば、スマホのゲームアプリ開発の個人向けの事業もしています。

海外進出も、設立から早い段階で今日まで進めていますね。今までインド、ベトナム、中国、カンボジア、ドバイへの進出経験があり、それぞれで成功を収めています。

社員の9割がエンジニアというのは驚きです。どのような考えでエンジニア集団を作られたのですか?

技術大国として名をはせた日本ですが、IT産業ではグローバルの戦場でまだ勝てていません。これまで国力を上げ、繁栄させてきた半導体産業や自動車産業も既に他国にシェアを奪われていたり国外に生産をシフトしていたりと、日本国内を将来的に潤してくれるものではありません。

モノづくりの世界に限らずあらゆる産業はテクノロジーに支えられています。日本がこれからも豊かであるためには外貨を獲得できる付加価値の高いテクノロジー、これが鍵となります。そしてその中枢を担うのがエンジニアなのです。残念ながら今の日本で彼らの職業は十分に評価されているとは言い難い。所得もさほど高くなく、本来40~50代くらいになると管理職になる人が多いのに対して、エンジニアは技術ばかり深めて技術オタクに陥りがちです。

エンジニアがもっと高く評価される社会でなければ日本はこれからも外貨を獲得していけない。若い子たちもエンジニアを目指しはしない。その点インドはすごいですよ。英語もできて技術力もあるから国外に出て年収1000万でも2000万円でも稼げる。若い人にとって憧れの職業になるという循環ができている。本来は日本のエンジニアも技術力の高さ、深さ、ユーザーに対するホスピタリティの高さなど世界と比べても引けをとらないはずなのに、英語力やグローバル視点の不足から後塵を拝しているのが現状と言えます。

もったいないと心から思うからこそ、エンジニアのキャリアパスをどう描くかを起点として、当社のエンジニア集団を形成するに至っています。

エンジニアにもビジネスセンスを

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御社ではエンジニアはどうあるべきという考えなのですか?

エンジニアは職人ではなくビジネスマンであれということですね。技術にだけのめりこむのではなく、ビジネスセンスや感性、基本のビジネススキルや年齢に応じたマネジメントスキルも身につけるべきという考えでいます。

エンジニアにも経営センスをとの考えから、弊社ではどんな若手でも事業部長に立候補できる制度を設けるなどしています。事業計画に沿って自分やメンバーの給与やボーナス、投資額なども決めて事業を運営し、赤字が続くと部は解散、というまさに企業経営のようなことをするんですよ。

通常エンジニアというと納品したらそれで終了、という人が多いのですが、弊社のエンジニアたちは納品した商品がどう利益を生み出すかというところまで考えて仕事をする。顧客の課題に「逃げずに」「成果まで考えて」「共に動く」。この三拍子が揃っているので、顧客からもとても高い評価をいただいています。

こういった考えは採用前の段階から全てお伝えしていますね。休日に家でゴロゴロ寝ているような20代がその後成功するはずがない。語学なり技術なり、勉強しなくては。ビジョナリーな会社なので、全ての人にとって楽な会社ではないと思いますよ。責任も大きい分、社員からは大変だという声もよく耳にします。ただ弊社に集まっている人たちはここの考えに共鳴して来てくれた人たちなので、自然とビジネス志向も強いエンジニアの集団になっているのです。

社長ご自身もエンジニアなのですか?

いえ、大学は理系だったのですが営業畑出身です。ちなみに今の会社も私にとっては4社目で、会社員だったこともあれば、以前にも会社を立ち上げたことがあります。ヘッドウォータースを創業する際のテーマが、今お話した「エンジニアの強さが国力の未来を左右する」という思想でした。

私をはじめとした当社のエンジニア集団は事業に興味があって、事業を創りたいと考えているのです。だからクライアントと一緒に併走して事業に関わっていく。実はここまでしているIT企業は少ない。現在、国内のクライアントは全国にいますが、私たちがこれと思って営業をかけた企業は、ほぼすべて弊社のクライアントになってくださるんですね。社内のIT化・国際化に課題を抱えるお客様には特に信頼を寄せていただいております。

この戦い方は海外でも大いに活きていますね。競合と争わないというか、競合があまりいないマーケットで戦うことで成果を挙げています。

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